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タイマーを使わないと勉強に集中できない人間の心理

勉強をするとき、どんな内容であってもタイマーを使わないと集中できない人間というのはいる。自分もその一人だ。

 

これまで意識的にタイマーを使って勉強してきたが、この間普段使わない人からどうしてそんなにタイマーを使うのか?と聞かれたので、色々思っていたことをまとめてみた。

タイマーを使う人間には時は金なりの精神がある

 

タイマーを使わない人にとって、タイマーを使う人はどうせ時間内に終わらなくても罰則がないのだから、集中できなくないか?と考えるそうだ。

 

確かにタイマーを使う人間に物理的な罰則はない。実際時間内に勉強したい範囲や作業が終わらないことは多々ある。

 

しかし率直に言ってタイマーを使う人間にとって大事なのは、タイマーを使っている間時間をフルに使ったかどうかなのである。

 

タイマーを使って勉強する人は、日頃から時間に対して追われていたりちょっとでも長い時間が無駄になるとストレスを感じる傾向があるように思う。すなわち、時間に対してコスト意識が強いのである。

 

自分含めそういう人種にとって時間=低減しつづけるだけの命という感覚があって、心の中の死までのカウントダウンは常に続いているのである。そんなこと考えてたら何かに迷うことができない気もするが、時間を気にせずあれこれと迷う時間は別に設けている。人間なんだし。

 

しかしタイマーを使って作業している間は、たとえ作業が終わらなかったとしてもとにかく時間内にフルパワーを発揮したかが重要で、もし手を抜いたら罪悪感という罰に苦しめられることになる。時間に対するコスト意識の強い人間はこの感覚が非常に強い。

 

だからタイマーで設定した時間内に少しでも緩んでしまったら時間のコスト意識、すなわち無駄遣いをしてしまったという負の気持ちに苦しめられるのである。この罰を回避するために時間内は目一杯集中するようにしている。

 

タイマーを使っているときには、時間の有限性を強く想起させる

時間というのは常に覆水盆に返らずで、今この瞬間もすぐに過去のものとなってしまい、二度と戻ってくることはない。このことに絶望感を感じるというほどではないが、自分はそこそこの嫌悪感を持っている。

 

人間20歳くらいで成長が止まって老いなければいいなあと思うし、もっと言えば死ななければいいなあと思ってしまうことは少なくない。時間を無駄に過ごしてしょうもない大人になってる自分の姿を想像しては嫌悪感を催すことも多々あって、そんな悲劇を回避するために今この瞬間に集中しようと思う。