今日もまた一日

ビジネス、雑記等のブログ

FPSをやると頭が悪くなる理由

大半のプレイヤーが何も考えないでプレーしているから。これに尽きると思う

 

大半のプレイヤーが何も考えていないから、自分が何かを考える意味がない。思考の逆淘汰のような現象が起きていると思う。頭の悪さが伝染しているのだ。相手が何も考えていないから読み合いも何も起きない。せいぜい相手の動きを見て行動するということになる。

 

まあ多少は考えていたりするのだろうが、大体のFPSに戦略性はない。勝敗を分ける要素は戦略性ではなく銃の腕前が大半である。銃の扱いが上手いだけなのに自分は頭がいいと勘違いする構造になっている。

 

丸山忠久9段が10秒将棋は害になるのでやめるよう言っていたが、0.1秒将棋とでも形容していいFPSははるかに何も考えないでプレーができてしまう。直感、ただ直感に従って銃を撃つ。その面白さは、「自分の考えていることがうまく実現できた」ようなものではなく、銃を撃つ音と気持ちよさの自慰に浸っているだけである。

 

さらに思うのは、戦闘が立体的になればなるほど戦略性は薄れていく点だ。高所を取るのが有利というのはわかるのだが、日本陸軍が高所を取るのにあれだけ苦労していた歴史を考えると高所を簡単に取れてしまうのがどれだけゲームを崩すかがわかる。結局力の押し合い、運の要素が大きくなってしまって単純になる。

 

高所展開による3次元の情報処理、速すぎる展開にはもう直感でただただ対応していくしかない。そしてふと、自分は銃を撃っているだけということに気づいて冷めるのだ。

 

馬鹿が簡単に勝てるようになればゲームはつまらなくなる