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高学歴はどうやって競争から降りればいいのか

受験レースの果てに、就職戦争、出世争い、というの流れが昭和から今の今まで続いている。

 

しかし、本音を言えばこの競争から降りて楽に生きていきたいという気持ちを持っている人は少なくないと思う。そこで今回は、高学歴がどうやって競争を降りていけばいいのか、というのを真面目に考えてみたいと思う。

競争から降りる方法①マイナー士業に飛び込む

最初は勇気がいるかもしれないが、マイナー士業に飛び込むというのは競争から華麗に降りる手段である。具体的には、弁理士不動産鑑定士など、あまり高学歴層から人気のない業界に飛びこむのである。

 

これらの士業は認知度が低すぎて、新卒で入る人が少ない。そもそも他の業種で働いててブラックが嫌だとか安定が欲しいだとか何らかの理由で20代中盤~30代くらいで転職してくる人が多い業界だ。

 

せっかく高学歴まで来たのに、わざわざそれを捨てるのがもったいないという方は、自分の中高生時代を思い出してみてほしい。

 

大体の人は、中学受験ないしは高校受験でよい学校に入り、自分には敵わないと思うような生徒と同じ土俵で散々戦ってきたはずだ。その競争が楽しいという人はそうすればいいが、この先死ぬまでその競争を繰り広げるのは、自分にとってどうだろうか。

 

加えて、そもそも高学歴に人気の業界というのは、それだけ先人にも高学歴が多い業界ということである。そして少子高齢化で大学入試の難易度が下がっている昨今、例えば弁護士業界などのトップ層は数十年前の今より難しい試験を合格した猛者ばかりである。つまり大体の場合においてあなたより頭のいい人間が集まっているのだ。

 

50代くらいで、恐ろしいほどパワフルに働いている東大卒の弁護士などはちょっと探せば見つかるだろう。もしあなたが弁護士になるつもりなら、あなたはああいう人と同じ土俵で働かなくてはならないのだ。そういったことも踏まえて、どういう選択をすべきか考えてほしい。

 

②異なる言語圏で勝負する

もしあなたが、英語+αで何か言語を話せるというのならば、その言語を活かせる領域に近づくのがいいだろう。中国語、インドネシア語、フランス語、ドイツ語、アラビア語あたりを話せると探せば結構仕事はある。

 

正直なところ、表面で中国語を喋れることを求められていなくても、中国系の会社と取引が多いところなら中国人より中国語を喋れる日本人を採用することは多い。演繹するつもりはないが、中国人と金銭関係で揉めることは日本人よりかなり多い。給料の話ならまだしも、平気で横領に近いことをやられる回数はかなりあるそうだ。

 

なんだかんだで、日本の会社にもっとも適した人材は日本の教育を受けた人材だと思う。日本の教育を受けた集団で仕事をしてこそ、パフォーマンスが最大化されるのではないか、と思うときは少なくない。

③マイナー業界で事業を起こす

もはや起業の領域だがこれが手っ取り早い競争からの降り方かもしれない。マイナー業界なら①のような上のライバルはいないからだ。新興業界との違いはやはり、それなりに先行きが見えているということであろう。

 

占い業界などは、案外儲かる。占ってほしいのではなく、背中を押してほしい人、そもそもおしゃべりしたい人などがたくさんいるからだ。

副業を本気でやる

個人的に副業と呼ばれるもの全体を含めて”副業界”と呼んでいるのだが、これを真面目にやるのも一つの手だ。副業は所詮副業であり、あまり真面目にやる人はいない。

 

アフィリやyoutubeなんかはいまだにちゃんと儲かるだろう。もう儲からないと言われているところほど案外儲かるものだ。

 

要するにライバルが弱いところに飛び込むのが大切

高学歴の時点で、あなたは同世代と比べてはるかに優秀である。その優秀な頭脳を、同じく優秀な人間同士で消耗しあうのは結構非効率だと、競争から離れれば感じるだろう。

 

しかしそこから、ライバルが少ない・ほとんどいない領域に飛び込むのはあまりにリスクが高すぎる。それはスティージョブズの真似事のようなものであり、成功できる人は限られている。それよりもライバルが弱いほうが肝心で、ちょっとランクを落としただけで自分が業界の中でもっとも優秀な層になれる業界などいくらでもあるのだ。