お金を儲ける方法として、「勝手に権威になる」という手段がある。エクセル講師、ソムリエマスターなどなど。
人は自分の位置を他人に決めてほしいと思う部分があるのだろう。モンドセレクションなど実際どんな賞か知ってる人はいないのに、n年連続金賞受賞みたいな表示をして「なんかいいお酒っぽい」というイメージを作っている企業もある。
さて、海外でこうした「権威になるビジネス」で成功した16歳（当時）の少女がいる。
イギリスに住むbeaujessupさんだ。
彼女は中国人向けイングリッシュネームの命名というビジネスで600万円を稼いだ。診断料は一回50セントくらいで行っていたらしいのだが、現在は無料である。長く稼げそうなのにもったいないが注目を集めるのが嫌だったのかもしれない。
彼女のビジネスモデルの本質は「権威付けしてもらいたい」という人間の思考回路にある。確かに、多くの中国人富裕層がいずれ自分の子供が海外に出てイングリッシュネームを使う可能性を考えている。
類似したビジネス
検定ビジネスは大体彼女とやっていることが一緒である。英語検定などもそもそも「英語」など誰のものでもないのに、勝手に検定して利益を出しているのだからぼろ儲けである。
こういう”本来はお金になっていない”ものに値付けをする、裏を返すと”値付けをすることで価値が生まれる”ものを発掘するのも一つの儲かるビジネスだと思う。
