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「永遠の17歳」とか本気で言っちゃう三十路ってマジで気持ち悪いよね

永遠の17歳とか、永遠の20歳とか、そういうことを平然と口にする大人が増えている。しかも30代以上。

 

明らかに冗談ならまだいい。しかしたまに、こいつ本気で言ってんなと思う奴がいる。こういう人間を見ると自分はその辺で大型トラックの内輪差に巻き込まれて死ねばいいのにと思ってしまう。

 

そんな「永遠の17歳」と本気で言っちゃう彼らの特徴はこの一言に尽きる

 

「年齢よりも圧倒的に若くて気持ち悪い」

 

  ゲーム開発で不気味の谷という有名な現象がある。ゲームプレイヤーの顔の造形に関して、中途半端にリアルだと気持ち悪くなってしまう現象だ。これと同じことが年齢と中身にも言える。精神的成熟と実年齢が乖離すると気持ち悪くなってしまうのだ。名探偵コナンも実際にいたらおそらく気持ち悪いだろうし、永遠の17歳を唄ういい大人も同様に気持ちが悪い。

 

名探偵コナンが気持ち悪くないのはあれが漫画の中で、しかも2.5頭身という人間ではなくキャラクターとして我々が認知しているからである。

 

子供の頃はアンパンマンが大好きで、生姜、わさび、レモンと言ったものを最初から食べられる人はほとんどいないだろう。しかし15歳超えててアンパンマンが好きとかいう奴や生姜もわさびもレモンも一つも食べられないという人間はちょっと引く。それと同じことをやってるはずなのに「永遠の17歳」を平然と口に出してしまえるサマは鳥肌が立つ。

 

永遠の17歳を唄う彼らを見ているととにかく幼い。30代なのに高校生みたいなあどけなさが残っている。人間の身体は10代で成長期を迎えて20−45くらいまで全盛期を迎えたらそれ以降は老化していくというのは神様が決めたことである。それを徐々に受け入れて、内面を成熟させなければいい感じに歳を重ねる事はできない。

 

だから彼らはある意味本当に永遠の17歳なのかもしれない。25くらいで自分が高校生と中身がさして変わらないことはよくわかる。ただだんだんと変わりゆく身体に自分を慣らしていかないと、ある日突然自分と世界が切り離されてしまう。

 

不幸は突然やってくるが、老いは約束の時間通りにやってくる。「永遠の17歳」にはまさか自分がこんな歳になるなんて、という愚かな驚嘆が滲み出ている気がする。もっと言えば、本当はこんなはずじゃなかったという気持ちもあるのではないだろうか。30超えたらいい加減腹を括れないと、いつまでもふわふわした人間が出来上がる気がする。