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懐が寒そうなレンタルwi-fi屋/5Gの未来

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色々あって自宅の回線が使えなくなり、レンタルwifiを借りた。

 

さて、都心のど真ん中に位置するこの貸しレンタルwi-fi屋、ネットで調べると3つの商品のうち1つが売り切れとある。まあ仕方ない。貸出上限があるのだから残りの2つから選べばよい。

 

そして店頭受け取り予約をして店に行ってみると、偏差値が50くらいのねーちゃんが受け付け、そして偏差値が55くらいの30代くらいの兄ちゃんが契約担当をしていた。

 

ここからがひどかった。兄ちゃんにレンタルの契約をしてもらおうと思っていたのだが、いきなりオンライン上で売り切れとなっていたあの商品を勧めてきたのである。

 

そのポケットWi-Fiは通常のより一日あたりの値段が100円増し...だったのだが、正直言ってホームページに売り切れ表示+商品の詳細を一切書いていないものを平然と売りつけてきたのが衝撃だった。

 

恐らくそのやり方で売れるのだろう。そっちのプランのほうがお得なんだと思う。通信容量とかそういうのに詳しい人は多分顧客1万人に1人もいるかいないかだろう。そういう顧客層を相手にするならとりあえず安いほうを選ばせてそこにお得なものをダイレクトアタックする手段は悪くない。(最初からお得なほうを提示しても顧客がわからず安いほうを買う可能性が高い)

 

私は自分が通信サービスに疎いことはわかっていて、だからその弱点を掠め取ろうとしてくる態度が嫌すぎて安いほうにした。

 

これに加えて、7日間借りるつもりで6泊7日プランにしたら、7泊8日プランに変更されていた。あとからみて気づいたけど1000円くらいプラスされててなんだかなあという感じだった。

 

業者目線で言えば同情がないわけではない。むしろこのくらいで収まっているのは穏当なほうだと思う。

 

そもそも、ポケットWi-Fi屋というのは、儲けの上限が決まっている。貸し出せる台数を最大限回転させたらそれが上限だ。せいぜいそこに保険を付けて儲けるくらいが上々である。

 

こういう”上限のある”商売だと、なかなか売上の向上施策が難しい。レンタルwi-fiなんてそう何度も使わないから顧客維持が難しいし、昨今のコロナでダメージも大きいだろう。

 

加えて、あまり詳しくは知らないが5G でwi-fiのいらない未来が目の前まで迫っているというではないか。色々焦る受付担当の気持ちもわかってしまうなあという、春の入り口のちょっと寒く感じる出来事だった。